シロ
『妻の後追うかのように』
慌ただしい年の瀬の新聞記事が目を惹く
浜松市動物園のアミメキリンのシロが死んだ
一昨年6月に象のミヨ、そして今年に入り2月にホッキョクグマのジェイソン
5月にアムールトラのルーと立て続けに人気の大型動物を失い
つい1週間前今度はキリンのニーナまで居なくなった
両親の死に残された一人息子のリョウの気持ちはいかばかりか・・・
旧ブログでも書いた通り
私、何れ死ぬ事を知りながら生きてきた人間の死には
何の感情も湧かないのですが
命に限りがある事を知らず懸命に生きて来た動物の死に接すると
言い知れぬ虚しさがこみ上げて来ます
動物が好きな理由は打算が無い事
人間の作った良い、悪い等と言う邪魔な概念も無い
物欲も出世欲も無く
本能のおもむくまま好き、嫌いで行動する
そんな動物の世界が堪らなく好きです
食糧の心配をしなければいけないけど自由なサバンナやジャングルの生活と
こうして檻や柵の中でなに不自由ない生活のどちらが幸せかを聞きたいと
動物園に行く度思うのですが
人間の物指しで測るんじゃないッ!って怒られそうです(笑)
幸せ不幸せなんて人間の物指し
彼らには明日も明後日も無い
有るのはたった今だけ
今、自分の足元だけ見詰めて生きている
そしてある日突然死が訪れる
でも、そんな生き方って人間(私)の物指しで測ると物凄く幸せなんだよ
と彼らに教えて上げたい
動物の死に直面すると何時も感傷的になってしまう私です・・・。
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