変人の戯言2

家人と墓参りに行った。
何度か送っていった事はあったが
墓地まで入ったのは初めて
我が家の墓石も初めて見た。
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墓参りと言っても信仰心皆無のアタシの事
墓石の前で手を合わしたりはしない。
周りの墓石に書かれている文字を
興味深く観察して歩くのみ(笑)
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どんな立派な文字が刻まれた墓石でも
変人のアタシにかかれば只の石。
 
山から切り出された石が
石材屋さんの手によって
有難い石に変身する。
 
って事は
石材屋さんの職人さんが偉大な聖人様(笑)
捻くれ者の理屈ではそうなる。
 
その昔、女友達が
親と同居が条件の家に嫁いだ。
彼女曰く『わたし、この家のお墓に入りたくないよぅ・・』
ん??
咄嗟に言葉が出なかったが
骨を”自分”と考えている事に驚いた。
 
怠惰な捻くれ者でも毎日髭を剃る
1か月に一度は残り僅かな頭髪を刈る
そして
時々、爪も切る。
そんな爪や髪の毛を”自分”と思ったことはない
自分の体の一部だったモノ。
 
遺骨についても同様
今まで、その人の身体を形成していた一部分。
だから、その上に乗っている墓石など変人には”只の石”なのだ。
 
だからと言って
死者を冒涜して居るのでは決して無い。
 
霊や魂を敬えと言うのなら
生きている時にこそ盛大にその気持ちを表すべきだ。
霊や魂を前面に出し
故人を敬っているかの如く振舞うのは
『こんなに貴方を崇め奉っています故、どうか残された私達に幸を・・』
と言う”遺族のエゴ”
 
そんな風に決め付けるのは
性根の腐った
『人間擬き』の戯言か・・(涙)

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